【終了】2020年度 第3回土曜環境サロン 『14,000人アンケートから見えた!「石川県とトキの真実」』
~トキから学ぶ環境保護活動~
朱鷺(学名:ニッポニア・ニッポン)。しばしば日本を象徴する鳥として呼ばれますが、石川県とトキの歴史は意外と知られていないのではないでしょうか。今回の土曜環境サロンは、20年前から能登で、トキ保護活動を後世に語り継げる活動をしている、いしかわ自然学校インストラクターが登場。
ある日、稲作に除草剤や殺虫剤を散布しているのを見て、「こんな農薬漬けの地域にトキが来ても生きていけないのではないか?」と、トキの保護活動に疑問が湧き、自然環境等のあらゆる勉強会に参加してトキ保護に関するヒントを得ました。また、トキの歴史を語り継げる人間の減少を考えた時に、能登半島在住のご長寿の方へのアンケートを思いつき、宝達志水町から珠洲市の小中学生家庭を通して14,000人に「かつてのトキ目撃調査」を実施。
トキって見たことある?いつ見た?どこで見た?・・。
数百の情報が集まり、追跡聞き取り調査の結果、石川県での多くの実態を知る事ができました。トキの生態や子育ての不思議、トキが歴史に翻弄された時代、トキ絶滅からの復活、中国との交流、飼育増殖の弊害、石川の空をはばたくトキ、トキへの思いなど、長年にわたるトキの保護活動経験からのお話しが盛沢山です。
“トキが安全に生きられる環境を取り戻すことが出来ると、人間も安全に生きられる・・”
貴重なお話しを通して、石川の自然を取り巻く課題や将来を、どこかで意識し環境保護を考えるきっかけになればと願っております。この機会に是非ご参加ください。
- 2020年11月14日(土) 10:00~12:00
- 場所:県民エコステーション(いしかわエコハウス内)
- 定 員:10名(定員に達し次第締め切らせていただきます)
- 参加費:無料
- 話題提供:西屋 馨(NPO法人日本中国朱鷺保護協会事務局長、いしかわ自然学校インストラクター、石川県希少野生動植物保全推進委員)
トキ
ペリカン目、トキ科 絶滅危惧種 全長80cm、翼開長130cmあまり、全身うすい桃橙色、長く湾曲した黒い嘴、顔と脚は赤色
土曜環境サロンとは・・・
土曜環境サロンは、環境保全活動に関わる県民の皆さんが気軽に情報交換できる場です。環境に興味のある方どなたでも参加できます。
お申し込み・お問い合せ
〒920-8203
金沢市鞍月2丁目1番地 いしかわエコハウス内
県民エコステーションへお電話又はメールでお申し込みください
TEL:076-266-0881 E-mail:staff@eco-partner.net (担当:岡田)