県民会議のイベント(土曜環境サロン、エコクッキングなど)のご案内と活動報告。

『おうち時間にエコクツキング』開催しました!!

  • 日時:令和2年9月5日(土)
  • 場所:金沢市長土塀青少年交流センター 調理実習室
  • 講師:青海 万里子(石川県地球温暖化防止活動推進員)

~ウィズコロナでも家庭でできる地球への思いやり~

エコクッキングは、「地球にやさしい食生活」を実践するものです。食材の選び方と買い物から、調理方法、後片づけ、食品ロス問題まで、環境への負担を少なくする事を、調理実習をしながら学びました。

茶椀蒸しは、湯を鍋の半分の高さまで注いで、器を並べ火にかけます。沸騰して5分ほどで、手作りの保温調理器でゆっくり熱を通せば、スが立ちません。おかゆなども、保温調理器で手軽に作れます。

余りがちな乾麺は茹でて、少量の油で揚げ焼きに。豚肉・残り野菜等を入れたあんをかければ、皿うどん風に仕上がります。

半端に残った海苔や乾物も、鍋で煮て佃煮に。緑茶の出がらしは、ビタミンやカロテンなど栄養が残っているので、捨ててしまうのはもったいない!じゃこ等と煮て、一品にしたり、おにぎりの具やご飯に混ぜて茶飯にしても良いですね。

人参の皮はむかず、椎茸の石突きも細かく切り使い切ります。ホタテの水煮缶の汁や、椎茸の戻し汁も賢く使います。

<参加者より>

  • お茶っ葉はゴミだと思っていたけど、それが1番栄養があり、料理にもなることがびっくりでした。
  • そうめんを揚げて利用することや、梨を酢豚のパイナップルのように利用すること。古布で汚れを落としてから洗うなどは、家でも続けています。保温の鍋は市販のものを利用しています。
  • レシピだけでなく、排水を汚さない工夫や保温調理など、勉強になることばかりでした。
  • 普段捨てている洋服や衣類を利用した保温調理器や鍋敷き等が、すごく参考になりました。
  • 古着をチョキチョキしてウェスに使いたいと思いました。食材をムダなく使い切るようにがんばります。
  • まとめ調理(ゆでる)、土鍋。食品ロスゼロに取り組んでます。
  • いろいろな企画をして下さり、情報を更新できて嬉しいです。

 

11月26日(木)、27日(金)2日間の日程で中部ブロック推進員合同研修会を開催しました。

・日時:2020年11月26日(木)、2020年11月27日(金)
・場所:石川県政記念しいのき迎賓館、金沢城・兼六園


テーマは、「自然との共生 ~大名庭園と気象キャスター、里山に学ぶ~」です。

人と自然のかかわり方について理解を深め、地球温暖化の時代において環境と共生していくことを考えようというものです。
コロナ禍での開催となるため感染防止対策を講じ、参加者も各県あたり3名とし、中部7県1市24名の定員でした。
更に、石川県センターでは、初めての試みのZOOM会義システムを活用したオンラインセミナーも同時配信し、各県推進員、事務局24名が受講しました。

<参加者より>

  • コロナ禍でのチャレンジとして十分な一歩であったと思います。
  • 講習会場、そして外と2つの現場があり、難易度はかなり高いと思います。会場とオンラインのハイブリッドというのも難易度を高くしていると思います。今、まだ技術が世間一般的にもこなれていない中、高いチャレンジ精神と思います。
  • 今回のチャレンジは来年度へバトンを渡すために必要な努力と思います。
  • 金沢城~兼六園は興味深く拝見させていただきました。音声もよく聞き取れました。
  • 今後、当センターにおいて開催する研修会の参考となりました。
  • 金沢の文化を知りその土地の地域資源や文化財を紹介した今回のセミナーから、地域の特色を活かした活動も温暖化防止対策に必要であると感じた。
  • 金沢での体験学習はいままでの研修とは一味違った体験ができてよかった
  • 正しい情報を入手し、正しい知識の基で「事前準備」が必要であることを再認識できました。
  • 気候を変えるのは難しいが、行動を変えるのは簡単」と伺って、行動が全く伴っていなかったことに気づきました。
  • 「お天気に強くなる」事で温暖化防止に対しての正しい知識を身に着けて行きたいと思っています。
  • リモート参加している私も、現場を見ながら森永様の説明をお聞きするので、その場にいるような臨場感がありとても楽しく受講できました。
  • 金沢で生まれ育った私のよく知っているはずの金沢城や兼六園が、まだまだ知らないことがたっぷりある場所だと認識出来ました。何だか金沢の秘密を知ったような気持ちでワクワクしました。
  • 今回の受講で、金沢城や兼六園が長い歴史の中で、色々な出来事を経て現在に至ったことを知りました。
  • 推進センター事務局の皆様に、心より感謝いたします。
  • 今後も引き続き楽しい講演のご提供を、よろしくお願いいたします。

『家庭で出来る地球への思いやり』開催しました!!

  • 日時:令和2年8月20日(木)
  • 場所:柳田公民館 1F調理室
  • 講師:大路 清子(石川県エコクッキングアドバイザー)

いよいよ調理開始です。学んだエコポイントに気をつけながら実習しましょう!乾麺のソバの端を木綿糸で束ね、束ねた方から湯に入れて茹で、素早く冷水で冷やし水気を切ります。この時、ゆで汁は取っておきましょう。巻きすに海苔を敷き、束ねた部分を切ったソバを広げ、具材を彩り良く並べて巻くと、カラフルなソバの海苔巻きの出来上がりです!

ソバのゆで汁に、ベーコンや野菜、ソバの切れ端を入れ、味を調えたらスープの出来上がり。材料は無駄なく使い切ります。

旬の地場野菜を油で素揚げし、湯通しをした豚肉と一緒にお皿に盛り付け、めんつゆをかけて出来上がり!地産地消で地元の旬野菜を再確認。また、豚肉のゆで汁は、すまし汁などに利用します。

完成です。本日のメニューは・・・
ソバの海苔巻き、 夏野菜の揚げ浸し、ソバ湯のスープ、 小豆のお汁粉

コロナ感染対策を取りながら、みんなで静かに試食です!

今回の実習をきっかけとして皆様の家庭の食卓がエコライフスタートの場となります事を願っております。皆様、大変お疲れ様でした。

<参加者より>

  • 野菜の切り方や残りをスープに使う事、再認識させられた。
  • 地産地消の野菜は、やっぱり味が良いと感じました。
  • 初めて参加をし、ソバ端をスープに入れるなど発想が豊かでとても参考になりました。地域の方とコミュニケーションがとれ、とても良かったです。
  • ゆで汁をスープに利用する。食材のはしっこも皮などもムダにしない。
  • 野菜をゆでた汁でスープを作ることは初めて。いつもそのまま捨てていたけど、これから利用してみたい。
  • 材料を無駄にせず最後まで使い切る様、心がける。残り物を次のメニューに活用する。
  • 家に戻って、揚げ浸しを作ってみたいです。
  • 蕎麦の海苔巻きは、是非、家でも作ってみたいと思います。
  • 畑にある野菜をまめに収穫して食べよう。

『今年の冬は、あたたかな時間を・・』開催しました!!

  • 日時:令和2年12月12日(土)雨
  • 話題提供:藤田 智子(いしかわ自然学校インストラクター)
当日の模様はこちら(YouTube動画が再生されます。6分6秒)

~Xmasキャンドルホルダー作り~

自分のすぐ近くにある風景をじっくりと見渡した事、ありますか?
数えきれないほど通っている道なのに、あまりにも何気なく通り抜けてしまっているのか
もしれません。周りの環境は、日々少しずつ色を変え、形を変えているのにもったいない!
今回は、そんな身近にある素敵な自然に目を向け、気付けるサロンを開催致しました。
「いしかわエコハウス」周りの金沢市鞍月には季節を感じる環境がたくさんあります。
当日は、鞍月の森を散策して自然との付き合い方を考え、自然物を利用してクリスマスに向けた、“キャンドルホルダー”を作りました。
クリスマスには、自作のキャンドルホルダーを、オブジェとしてではなく、実際に灯をともして、身近な方と、あたたかな時間をお過ごしいただけますようにと願っております。

<参加者より>

  • 見過ごしてしまう木の実や枝などを今日は1つ1つじっくりと観察することができました。エコハウス横の森が人工林とお聞きし、驚きました。キャンドル台作りはとっても楽しく、皆さんの作品を並べたのは見事でした!!とてもいい企画でした!
  • あいにくの雨で、ゆっくり県庁の森を歩けませんでしたが身近な県庁周辺にも自然があふれている事を知る事ができ、大変感動しました。
  • 発想を変えるだけで(エコ)自然を愛し、身近なものになりました。
  • 時間がどれだけあっても、足りないぐらいでした。自然のモノ、素材のすばらしさに感動しました。
  • 省エネ、ecoの学びもあり、すてきな時間でした。
  • 今日はとてもいい時間をありがとうございます。身近な草花で気持ちを豊かに出来ること、うれしいですね。参加できて良かったです。

~スウェーデンの幼児期の自然環境教育の実践から~

【公開オンライン】いしかわ自然学校インストラクタースキルアップセミナー
(※一般の方も参加できます)

金沢ご出身でスウェーデン在住の保育士・巽 朝菜(たつみあさな)さんを講師に迎え、スウェーデンの自然環境教育の実情や実践例を伝えていただくことを中心に、石川県の幼児教育や自然保育に関する皆さんと知見を共有することを目的とします。
スウェーデンでは「自然享受権」といって、土地の所有者に損害を与えない限りにおいて、すべての人に対して他人の土地への立ち入りや自然環境の享受を認める権利が認められています。
子どもたちや人々の自然との関わり方、生き物に対する感じ方など。私たちの日本とはどんな違いがあるのか?そんなことも興味深いです。
年末の慌ただしい時期ではありますが(スウェーデンの時間と合わせた時間帯になることをご了承ください(;^ω^))なかなか貴重なお話が聞ける機会です。
どなたも、ぜひご参加ください!
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日時:2020年12月27日(日) 17:00~19:00
場所:zoomミーティング
定員:100名まで
参加費:無料
申込:以下の専用フォームからお申し込みください。
https://kokucheese.com/event/index/605889/
主催:いしかわ自然保育研究会
共催:いしかわ自然学校
お問い合わせは、
いしかわ自然学校事務局・井上まで
電話:076-266-0881
mail:inoue@eco-partner.net
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講師・プロフィール:
巽 朝菜 (たつみあさな)
スウェーデン/日本の保育士
金沢の禅寺出身。18歳、オーストラリア、アジアへ旅をする。
そこで出会った路上で暮らすこどもたちの姿から、こどもたちのために生きることを決意。
日本の大学、大学院(中退)にて、こども発達心理、臨床心理学専攻。助産院にて就職し、周産期の親の支援と新生児からの発達を習得。2014年スウェーデンに渡航、野外プレスクールに勤務。天気に関係なく野外で過ごし、自然環境教育とこどもの権利を学びながら実践している。
https://www.instagram.com/sweden_childcare/
★巽朝菜さんからのコメント★
11年前の11月、はじめてストックホルムに渡航しました。どんよりしとした鉛色の空、曲がりくねった古道、黒々とした屋根の古めかしい街並、そして豊かな自然。
私はそこに美しい故郷を重ねていました。長く故郷を離れていた私には金沢にも似たこの風景は、ここで暮らす理由に値するものでした。しかしそれ以上に魅了されたのは、スウェーデンのこどもにまつわる制度や教育、その根底にあるスウェーデン人のこどもたちへの信頼でした。
実際にこの国で生活し、野外プレスクールで働く中からみえてくる、スウェーデン人のこどもと自然へのかかわりをみなさまにお伝えしたいと思います。
コーディネート:坂井理笑さん(しぜん倶楽部)