11月26日(木)、27日(金)2日間の日程で中部ブロック推進員合同研修会を開催しました。
・日時:2020年11月26日(木)、2020年11月27日(金)
・場所:石川県政記念しいのき迎賓館、金沢城・兼六園
テーマは、「自然との共生 ~大名庭園と気象キャスター、里山に学ぶ~」です。
人と自然のかかわり方について理解を深め、地球温暖化の時代において環境と共生していくことを考えようというものです。
コロナ禍での開催となるため感染防止対策を講じ、参加者も各県あたり3名とし、中部7県1市24名の定員でした。
更に、石川県センターでは、初めての試みのZOOM会義システムを活用したオンラインセミナーも同時配信し、各県推進員、事務局24名が受講しました。
講師 池津 勝教氏
「①お天気に強くなる 気象予報士に聞く温暖化の話」では、自然との共生を気象の面からアプローチし温暖化と気候変動、知っておきたい気象の基礎、災害対策などについて気象キャスター 池津勝教氏から解説を受け、気象と人間がどのように共生していくかを研修しました。
尾山神社 ガイドは森永園長 鼠多門橋~鼠多門 極楽橋を渡って三十軒長屋へ 三十間長屋の前で園長 本丸跡の森の中 石川門から見上げる 観光客に1番人気金箔ソフト 地形の高低差を利用した日本最古の噴水 夕闇の霞ヶ池に浮かぶことじ灯籠
「② 大名庭園は究極の里山 加賀百万石に学ぶ人と自然の関わり方」では、金沢城・兼六園を歩き、日本人の生活における環境と庭園との関わりを解説。
人間の手を入れた自然=里山、つまり大名庭園も里山であるという視点から、古来、日本人は、里山において、積極的に自然に手を入れ管理し、共生してきたことを学びます。
夕日寺健民自然園の森永園長のガイドツアーで、しばし、江戸時代へとタイムスリップ、灯りのついた兼六園を後にして1日目の研修を終えました。
里山の笹の活用
講師 越石あきこ氏 栂講師も押し寿し作りにトライ 押し寿しの基本はお握り作りから~ お握りを笹の上に並べネタをのせます 笹で包みます。 笹で包んだら箱に詰め軽く押すのがコツ お土産ができました。
笹を通じて里山の現状や、笹の葉をうまく利用してきた日本人の伝統的な暮らしを学ぶとともに、郷土食「笹の押し寿司」づくりで、自然とのよりよい共生事例を体験的に学習し、2日間の研修が無事終わりました。
秋元様
コロナ禍での開催ということで、リアル研修に併せてオンライン研修を実施するというチャレンジでしたが、参加された方々から感想やご意見もいただき、今後の励みになりました。
昨年末には想像もしなかった新型コロナウイルス感染症によって、私たちの生活が一変しました。自粛生活で国内はもちろん、世界各地でも行動が制限され目に見えないウイルスとの闘いが始まり、いまだ終息のきざしも見えません。
金沢会場の研修では、リアル研修とオンライン研修の併催、また屋外のガイドツアーのライブ配信という、新たなITに即した普及啓発を試行しました。これからの研修の方向性を探ることができたと思っています。
<参加者より>
- コロナ禍でのチャレンジとして十分な一歩であったと思います。
- 講習会場、そして外と2つの現場があり、難易度はかなり高いと思います。会場とオンラインのハイブリッドというのも難易度を高くしていると思います。今、まだ技術が世間一般的にもこなれていない中、高いチャレンジ精神と思います。
- 今回のチャレンジは来年度へバトンを渡すために必要な努力と思います。
- 金沢城~兼六園は興味深く拝見させていただきました。音声もよく聞き取れました。
- 今後、当センターにおいて開催する研修会の参考となりました。
- 金沢の文化を知りその土地の地域資源や文化財を紹介した今回のセミナーから、地域の特色を活かした活動も温暖化防止対策に必要であると感じた。
- 金沢での体験学習はいままでの研修とは一味違った体験ができてよかった
- 正しい情報を入手し、正しい知識の基で「事前準備」が必要であることを再認識できました。
- 気候を変えるのは難しいが、行動を変えるのは簡単」と伺って、行動が全く伴っていなかったことに気づきました。
- 「お天気に強くなる」事で温暖化防止に対しての正しい知識を身に着けて行きたいと思っています。
- リモート参加している私も、現場を見ながら森永様の説明をお聞きするので、その場にいるような臨場感がありとても楽しく受講できました。
- 金沢で生まれ育った私のよく知っているはずの金沢城や兼六園が、まだまだ知らないことがたっぷりある場所だと認識出来ました。何だか金沢の秘密を知ったような気持ちでワクワクしました。
- 今回の受講で、金沢城や兼六園が長い歴史の中で、色々な出来事を経て現在に至ったことを知りました。
- 推進センター事務局の皆様に、心より感謝いたします。
- 今後も引き続き楽しい講演のご提供を、よろしくお願いいたします。